Herbs&Aromatherapy
朝摘んだ庭のハーブを、自由に、踊らせるように、たっぷりと飾ってみました。
色んなグリーンのグラデーションが、香りと共に私たちを心から元気にしてくれます🌿
今年の6月、生徒さん達と一緒に長野県茅野市にある「ハーバルノート」へ行きました。
その時にとても印象に残ったことがあります。
それは、みんなでテーブルを囲み、ハーバリストである萩尾さんのお話を聞いていた時のこと。
萩尾さんが両手の中にあった「お花とハーブの小さなブーケ」を、そっとみんなのもとへ渡して下さいました。そのブーケを受け取り、指先でクシュクシュとハーブに触れてから鼻を近づけると…その瞬間、心がふわっとゆるみ、肩のちからがぬけて、自然と笑顔になりました。
「いい香り!」とか、「これは何のハーブですか?」とか、「わぁーすごい!」など言葉を言う前に、その瞬間にみんなとても優しい表情になりました😊
そんな温かい時間を思い出しながら、庭のローズマリー、タイム、アップルミント、マジョラム、チェリーセージetc..優しく摘みとります。
サロンにご来店くださったお客様が、身近なハーブに自由に触れて、そして香っていただけますようにと願いを込めて…💫🙏💫
萩尾エリ子さんの本で、とても好きな文章がありますので紹介したいと思います。
ハーブのブーケは「タッジー・マッジー(おまじないの言葉)」「ノーズ・ゲイ(鼻が喜ぶ)」「ポージー(小さな詩)」と呼ばれます。
庭にも野にも、あなたの花束になる緑は見つかりますし、一輪、花屋さんの花を混ぜるのも素敵です。
片手を輪のようにしてここに納まるように作ると綺麗です。手渡しした花束を両手で包み、鼻を近づけた時、人は必ず柔らかな無垢の笑顔を見せます。
ひと枝、ひと花の力を信じて、香り草を忍ばせ、もの言わぬ言葉を私は今日も束ねています。
「香りの扉、車の椅子」より