Five senses workshop ☆Step-1:『taste』☆

☆Step-1:味わう『taste』☆

今回は2日に分けて出雲と宍道でのワークショップをしました。
出雲では、幸せのお守り「ポマンダー」つくり&スリランカ料理のスパイスランチ!!
宍道では、ビューティーヨガレッスン&スリランカ料理のスパイスランチ!!

まずは、スリランカの挨拶のご紹介。
スリランカの挨拶は「ආයුබෝවන් アーユボーワン」

「ආයුබෝවන් アーユボーワン」とは「長生きしてください」という意味だそうです。

朝起きて家族に「ආයුබෝවන් アーユボーワン=長生きしてください」、道で会った人に「ආයුබෝවන් アーユボーワン=長生きしてください」初めて合う人に「ආයුබෝවන් アーユボーワン=長生きしてください」

自分が言うのも嬉しいですが、相手から「ආයුබෝවන් アーユボーワン=長生きしてください」と言われるのもなんだか幸せになりますね。

今日はそんな島「スリランカ」へと旅をしてきました。

皆さんは、スリランカが舞台となった物語をもとに生まれた「Serendipity(セレンディピティ)」という言葉を知っていますか?

「Serendipity(セレンディピティ)」とは「偶然な幸せの発見」を意味する言葉です。
この旅で、皆さんの素敵な「セレンディピティ」に出会えますように・・・。

今日のワークショップは、スミス・ゴメスさんがスリランカへの旅のガイドとなり、部屋を暗くしてスリランカ航空の飛行機に乗り、「まずは皆さん、シートベルトをお締め下さい」というスミスさんの言葉から旅が始まります。
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皆さまを安全な旅へと案内する3人の仲間

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私たちの友人でもありアロマアドバイザーの美恵ちゃんがこの日のために制服を作ってくれました。

みんなでスリランカの映像とともに、大都会コロンボ・田園風景広がる島の中心部、セイロンティーの産地ヌワラエリアをめぐり、ハーブガーデンでひとやすみ。

ここでは、テーブルに置かれたハーブ&スパイスを香りながら「香りの旅」を体感してもらいます。

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スリランカの大自然の中、すくすくと育つ「シナモン」「カルダモン」「クローブ」
これらのスパイスは免疫力を高め、風邪予防・疲労回復にとっても良いです。
そこにフレッシュな香りのオレンジやレモンを加え、幸運のお守りと言われる「ポマンダー」を作ります。

ポマンダー

ポマンダーは本来オレンジやレモンにクローブをさして作るのですが、今日はクローブやシナモンにオレンジ・レモンをブレンドした精油を使って、いつでもどこでも「シュッ」っとひとふき出来るポマンダーのアロマスプレーを作りました。

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スパイスをたっぷり使った焼き菓子のような・・・

インドやスリランカの路上で山盛りに盛られているスパイスの山、ふわっと香るオレンジピールの優しさ、チャイのようなこっくりとした甘さ、さっきまでと全く違う空間へ私たちを運んでくれる「香り」

これからの季節にピッタリな風邪予防&幸せを呼んでくれる「ポマンダー」の完成です!

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人生のお守り「ポマンダー」をかばんにそっとしのばせ、次は体の中から元気にしてくれるスパイスたっぷりのスリランカ料理です。(・・・と言っても激辛ではないですよ)

まずは、「シンハラ語」(スリランカで使われる言葉)で書かれたネームプレートを受け取ります。
コロコロしていて、可愛い文字のシンハラ語。

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本日のメニュー

スリランカ料理の定番「ダールカレー」
スリランカのことわざで「ダールカレーのないレストランは愛のない人生と同じ」と言われるほど・・・
つまり「愛」と同じくらい大切な、なくてはならないものらしいです。

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続いて日本の野菜でも作れるように・・・ということで、冬の野菜、大根のカレー

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シーニーサンバル
玉ねぎを茶色くなるまで炒め、甘うま辛くした絶品!

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無心になって刻んだ「人参のサンボラ」
人参とココナッツを混ぜ、レモンや塩・コショウで味をととのえサッパリ!

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続いてスリランカ風コロッケ「カトレット」

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中の具は「魚」なんです。魚とジャガイモ・黒コショウ・・・以外に良く合い、スリランカではお祭りやお祝いの席でも出されているメニューです。

スリランカの料理はカレーパウダーを使うものが多く・・・全体的に写真が「茶系統」になるので・・・
まだまだメニューはあるのですが、わかりやすく図にしてみました。

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一つのお皿に仲良くライス&カレーを並べて・・・

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みんなで一緒に「いただきまーす!」

食べながらスミスさんが「大根は消化を促進させる効果がありますよ」「人参は美肌効果がありますので、女性の方食べて下さい」など、メニューの説明に加え、食材の効果や小話も一緒に説明してくれました。

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確かに、私がスリランカで生活していた頃もアンマ(お母さん)が「この葉は血圧を下げてくれるのよ」「この二つは体を冷やすからあまり食べすぎないでね」「この野菜は心臓病にいいのよ」など常に食べ物が体のどの部分に良いのか説明してくれていました。

それだけスリランカの人は「食べることで自分の健康を維持する」という考えが根付いている気がします。
スミスさんのスリランカ風食文化のお話を聞きながら、スリランカ流の食べ方「手」で食べ始める方も沢山!!!

スミスさんいわく、「手」を使って食べると指先で食材の「かたさ」「やわらかさ」「温かさ」など感じることが出来、混ぜることでまた変化する感覚も体感できるので、より美味しく食べることが出来るそうです。

自分の好きなものを好きなようにお皿の上で混ぜ、ダイレクトに口に運ぶ姿は「笑顔」でとても楽しそうです。
そんなスリランカ料理に合う3種類の飲み物を用意しました。

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右から・・・

「New Life」(ニューライフ)
沢山の薬草がブレンドされていて、名前の通り飲むと体が健康になり「New Life」(新しい人生)がスタートするお茶。

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続いてDilmah社の「GINGER SPICE TEA」(ジンジャースパイスティー)
体がさらに中からぽかぽか温まります。

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最後にMlesnA社の「Earl Grey TEA」
ベルガモットの高貴な香り漂うセイロンティー

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デザートは「ジンジャークッキー」
想像を上回るジンジャーたっぷり配合のクッキーで、ほど良い甘さがまた紅茶ととっても良く合うんです。

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そして「タラボラ」
タラ=ゴマ ボラ=ボール
ゴマボールです(そのままのネーミング・・・)

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食事を終え、ティータイムでほっこりしている頃・・・スミスさんからのサプライズプレゼント!!!
実はお皿のうしろをのぞいてみると・・・セイロンティーや壁掛け、素焼きの壷にタペストリー、お菓子に本・・・
何か書かれている人は・・・スミスさんからのスリランカ土産をプレゼント。
みんなでお皿の裏をのぞきこみ・・・当たった人に贈られるスリランカの品々☆

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お腹も満たされた後は、スミスさんの「スリランカのお話」
自然を大切にするお話、仏教国で学ぶお釈迦様のお話、自分を産んでくれた両親への尊敬のお話・・・
心の深い所まで届くお話を沢山してもらいました。
どれも本当に素晴らしかったのですが、特に心に残った事は、

Sabbe sattā bhavantu sukhitattā「生きとし生けるもの全てが幸せでありますように」

という言葉でした。
みんなで支え合い、思いやりをもって、穏やかな気持ちで日々を生活することが出来たら、それが「平和」につながる。
まずはそう思うこと、願うことが大切だということでした。

他にもスリランカの人は日本人の事が大好きだという事。
日本という国は素晴らしい国だということ。
日本人の本来持っている「心」はかけがえのない世界の宝物だということ。
スミスさんからあらためて「日本の良さ」を教えてもらいました。

笑顔でゆっくりと語りかけるスミスさん。
みんなが自分の中の色々な感情と向き合い、「今」を分かち合う時間でした。

「さぁ、そろそろ飛行機が日本に到着します」・・・というスミスさんの言葉とともにみんなで過ごしたスリランカの旅が終わりへと近付いてきました。

ゆっくりとカーテンを開け、窓の外には見慣れた景色が現れます。
みんなで過ごしたスリランカへの旅時間。
今回のテーマ:味わう『Taste』は、参加していただいた皆様やスミスさんのおかげで、味覚だけではなく、言葉には出来ない沢山の気持ちを味わうことがことが出来ました。

一緒に旅をしてくれた皆さま、බොහොම ඉස්තුතියි(ボホーマ ストゥティー)=本当にありがとうございました。

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また一緒に楽しい旅へと出かける日まで・・・
その日を楽しみにしています!!!

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  1. ミスキム