プルースト効果

 

フランスの小説家 マルセル・プルーストが、20世紀に書いた作品『失われた時を求めて』(À la recherche du temps perdu

その小説をモチーフにした焼き菓子をいただきました☕️

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RoofTopのアロマレッスンでは外せないこのお話。

それは、小説の中で紅茶にひたしたマドレーヌを食べていると、ふと幼い頃の記憶が鮮明によみがえってきたという主人公の話。

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私たちはふとした瞬間にかおった香りで過去の記憶がよみがえることがあります。

例えば、「線香の匂いでおばあちゃんの家で遊んでた時を思い出す」「香水の匂いで昔好きだった人を思い出す」など

香りと過去の記憶が結びつき、思い出がよみがえると言うことを、マルセル・プルーストがこの小説の中で印象的に描いたことから、「プルースト現象(Proust phenomenon)」とよばれています。

私はカレーやジンジャーミルクティのにおいを香ると、スリランカで生活していた頃を思い出します。

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仁丹のにおいは、祖父と一緒に過ごした日々を思い出します。

香りは時空を超えて私たちをいろんな場所へ連れて行ってくれますね。

なぜそのような現象(プルースト現象)が起こるかと言うこと、香りが伝わる経路など詳しくはアロマレッスンでお伝えしています。

香り(アロマ)を学べば学ぶほど、香りは人の記憶や感情に大きな影響を与えていると改めて思います。

近年ではこのプルースト効果(現象)を利用して、認知症予防などにもアロマテラピーが活用されています。

心地よい香りを体と心にたっぷり浸透させ、暑い夏と新型コロナウィルスを乗り越えていきたいものですね。